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日本における美術館の歴史



いまでこそ、一般的になっている美術館。現在のような美術館は、いつごろ成立したのでしょうか。ここでは、その歴史をひも解きます。

美術館誕生の流れができたのは19世紀後期

日本では、寺社における仏像をはじめとした宝物の開帳が、さまざまな美術品が見られるという点において、近代以前でその役割を担っていました。定期的に宝物が見られることにより、当時の庶民は美術品にふれられる場を得ていたのです。1872年に湯島聖堂で当時の文部省博物館による、湯島聖堂で行なわれた美術工芸品展示が、一般へ向けた美術品の展示として、明治維新後国内初の行事でした。その後の1877年に行なわれた第一回内国産業博覧会のなかで、美術館と呼ばれる展示館が建てられていました。現在の常設されている美術館とは少し異なるものの、この展示がのちの帝室博物館となったこともあり、この時代が現在の日本の美術館の草創期と考えられています。

そして、明治後期になると、現在の奈良国立博物館京都国立博物館といった施設で美術品の展示が行なわれるようになりました。しかし、この当時はあくまでも博物館の部門のひとつとしての美術品の展示であり、まだ、現在の美術館とは異なるもので、日本に近代的な美術館が誕生したのは1930年代になってからのことでした

1970~80年代に美術館が増えていった

1926年に公立の東京府立美術館が開館しますが、この施設は、自身で作品を所蔵しない貸しギャラリー的な施設であり、コレクションを持つ近代的な美術館は、1930年に誕生した岡山県倉敷市の大原美術館です。実業家の大原孫三郎が所蔵していた、エル・グレコやゴーギャンといった西洋絵画のコレクションを中心に、膨大な数の美術品を展示しており、日本初の西洋近代美術を展示した美術館と言われています。

1951年になり、近代美術を展示する公立美術館として神奈川県立美術館が誕生し、その翌年になり、東京国立近代美術館が初の国立の近代美術館としてオープンしたことで、公立・私立ともに、近代美術を所蔵・展示する大型の美術館が増えていくことになります。私立ではブリヂストンの創業者である石橋正二郎や、東急電鉄の創業者である五島慶太といった富豪たちが個人で集めたコレクションを展示するものが続々と開館しました。1979年に板橋区立美術館が誕生すると、公立の美術館は都道府県という規模から、市区町村というさらに小さいカテゴリーでも美術館を持つ動き出てくるなど70~80年代にかけて美術館は増加傾向にありました。そして最近では、世界的な流れもあり、美術館の建物そのものにこだわる傾向が生まれてきており、有名建築家を起用して、建物自体もアート作品として楽しめるようになってきています。新たに建てられた美術館に行った際は、その建物自体も堪能してみましょう。