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博物館・美術館の
空間設計&空調技術



博物館・美術館には、展示物の価値を守り、活かすための空間設計の工夫や、空調の技術が詰まっています。展示される場所、収蔵庫と呼ばれる文化財を保管する場所のどちらかに、文化財が保管されています。文化財の展示は、その保護のため、長い期間継続して展示することは避けられており、展示される場所(以降、「展示室」)、収蔵庫のどちらにおいても、文化財に適した空間であることが求められます。

ここでは、博物館・美術館における展示のための空間設計、保護のための空調技術に着目します。

空間設計の効果

空間設計の効果

空間設計は、ただ単に展示物を陳列するだけでなく、見る者の興味を引き、感性に働きかけることが重要です。展示物を順序よく、隈なく鑑賞できるように明確な順路を定めることは、鑑賞者の展示物に対する理解を深めます。点検する際や展示物の設置の際などの作業効率も上がるため、博物館・美術館の運営側にとってもメリットがあります。

また、最近では展示にさまざまなテーマやストーリー性を設けたり、展示物によっては鑑賞者が触れることができたり、体を使って楽しむことができたり、学芸員による解説を聞ける参加体験型展示を行なう博物館・美術館も増えています。

このように、展示物の魅力を活かした空間設計は、展示物への注目を集めるとともに、後世に残すことへの関心も高めます。「活かす」ことが「守る」につながる、とても良い傾向です。

空調技術の必要性

空調技術の必要性

展示室の照明による明るさの調節は、展示物の魅力的な演出や、文化財への悪影響を最低限に抑えるために重要ですが、展示室・収蔵庫のどちらについても忘れてはならないのが、空調設備です。温度や湿度の調整、建材などから発生する有害物質・害虫の除去といった、博物館・美術館に設置される空調設備はさまざまな役割を担っています。

物質、状態により細かく分かれますが、文化財に適した温度は20℃±4程度、湿度は60%±5程度が理想とされています。この温度・湿度を保つことで、文化財へのカビによる被害が避けられ、鑑賞者にとっても快適な環境が整います。その理想とされる温度・湿度を保ちつつ、吹き出す風の強さや温度を制御し、文化財にとって悪影響を及ぼす温度・湿度の急激な変化にも対応できる空調技術が、文化財の保護や、鑑賞者の快適な環境づくりを支えています。

温度・湿度調節のほかにも、博物館・美術館の空調設備には、有害な汚染空気や、菌類を除去するために、フィルター、吸着剤などが組み込まれ、空気の清浄機能も備わっています。

博物館・美術館は、これらのほかにも数々の工夫、技術などが備わった上で運営されています。展示物に対しての興味を引くことや、保護を継続することは、展示物を鑑賞できる状態を少しでも長く後世に残すために、非常に大切なことといえます。