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遊園地の種類/ホームメイト

「遊園地」には、「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)のような多くのアトラクションがある一般的な「常設型遊園地」をはじめ、デパートの屋上に小規模なメリーゴーラウンドや観覧車を設置した「屋上型遊園地」、アトラクションを各地に移動させ設置場所を変えていく「移動式遊園地」など、様々な種類があります。遊園地は、それぞれ独自の特徴を持ち、幅広い年代の人々に楽しみを提供しているのです。「遊園地の種類」では、遊園地の種類とともに、現状や課題についても解説していきます。

定番の「常設型遊園地」と1960年代の象徴「屋上型遊園地」

常設型遊園地とは

常設型遊園地

常設型遊園地の多くは、広大な敷地の中に、ジェットコースター観覧車などのアトラクションを設置。基本的に入園料金のほか、アトラクションを利用する際に別途料金を支払います。

1920~1930年代における遊園地の人気を受け、建設ラッシュを迎えた1950年代以降は、鉄道会社が人口の増加などを目的に自社の沿線に建設するケースが多く見られました。「西武鉄道」の沿線にある「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)はその一例です。

屋上型遊園地とは

屋上型遊園地

1950~1960年代の高度経済成長期にかけて多く見られたのが、デパートの屋上を利用した屋上型遊園地です。常設型に比べてスペースは狭いものの、小型の観覧車やゴーカートなどを設置しています。

屋上型遊園地は、1931年(昭和6年)に「松屋浅草店」の屋上に誕生した「スポーツランド」が始まりです。当時は小動物園や自動木馬、8人乗りロープウェイが設置されていました。スポーツランドという名称は、以後誕生する様々な「○○ランド」の走りになったとも言われています。

その後、日本各地のデパートの屋上に作られた屋上型遊園地ですが、人々の暮らしの変化に加え、常設遊園地のアトラクションの充実、テーマパークの台頭により多くが閉園し、数が減っていきました。

「移動式遊園地」の今

移動式遊園地

移動式遊園地は、小型のアトラクションを様々な場所に移動させる期間限定の遊園地です。マイカーが普及する以前は、近くに遊園地がない地方を回る営業が中心でしたが、現在では各地の道の駅にミニ遊園地を開設したり、野外フェスティバルに出張したりするなど、イベントと連動した設置が多く見られます。

ドイツやイギリスなどヨーロッパ各国では、移動式遊園地は一般的で、サーカス団とともに巡業することも少なくありません。

日本では時代とともに移動式遊園地は少なくなりましたが、滋賀県の「ヒューグレッシブ」や、2010年(平成22年)に設立された沖縄県の「キッズビレッジ」が移動式遊園地を運営しています。

進化する遊園地と種類

遊園地は時代とともに進化を続け、新しい形態が生まれています。ここでは、常設型遊園地を発展させた新たな遊園地の代表的な例を見ていきましょう。

水族館併設型

八景島シーパラダイス

「水族館併設型」は、海の生き物達との触れ合いとスリル満点のアトラクションを同時に楽しめる複合型レジャー施設です。「横浜・八景島シーパラダイス」(神奈川県横浜市)では、約120種500点の海の生き物を展示する水族館と、高さ107mのジェットコースター「サーフコースター」などのアトラクションが同じ敷地内にあり、水族館でショーを楽しんだあと、ジェットコースターで興奮を味わうなど、1日中飽きることなく楽しむことができます。

動物園併設型

東山動植物園<

「動物園併設型」は、動物との触れ合いや観察を中心に、遊園地の要素を取り入れた施設です。「名古屋市東山動植物園」(愛知県名古屋市)では、約500種類の動植物の展示に加え、観覧車やコースターなどのアトラクションも設置。アジアゾウ舎「ゾージアム」や絶滅危惧種である「スマトラトラ」、「スマトラオランウータン」などを飼育する「アジアの熱帯雨林エリア 新トラ・オランウータン舎」は、動物の生態を間近で観察できる最新の施設として注目を集めています。

これらの新しいタイプの遊園地は、遊ぶ場所としてだけでなく、学びや体験など、様々な需要に応える複合的な施設として進化。また、幅広い層が季節を問わず楽しめることから、リピーターの獲得にも成功しています。

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