
正面入り口には、名作マンガ「北斗の拳」の主人公である「ケンシロウ」の等身大フィギュアがお出迎え。
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正面入り口には、名作マンガ「北斗の拳」の主人公である「ケンシロウ」の等身大フィギュアがお出迎え。
館内には古代の様子をイメージしたジオラマや、キャラクターフィギュアがずらり。そんなユニークなテーマパーク型ミュージアムが、滋賀県にある「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館(くろかべりゅうゆうかん)」です。
同ミュージアムは、2005年(平成17年)にオープン以来、じわじわとその名が広まり、今では全国から展示依頼が次々とやって来る程の名ミュージアムに発展。滋賀県の観光スポットのひとつとしても人気があります。
では、具体的にはどんなミュージアムなのでしょうか。ここでは「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」の概要と共に、ユニークな展示内容についてご紹介します。
「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」は、国内でも珍しいフィギュアをテーマにしたミュージアム。世界屈指の造形技術とセンスで知られる日本のフィギュアメーカー「海洋堂」が、2005年(平成17年)に創設しました。館長は海洋堂の創業者である宮脇修氏です。
展示は主に8ゾーンで、生物フィギュアが主役の「ネイチャーゾーン」、アニメや映画のヒーローフィギュアがジオラマで見られる「キャラクターゾーン」、女性キャラクターを集めた「ガールズゾーン」、文化・芸術分野のフィギュアが並ぶ「カルチャーゾーン」、精巧な生物フィギュアを使ったジオラマで歴史を再現した「生命の歴史連続ジオラマ」ゾーンなど。昔懐かしいお菓子のおまけやカプセルフィギュアを集めた「食玩コーナー」もあり、幅広い世代の観光客に親しまれています。
フィギュアは単体で展示するのみならず、ジオラマで作った世界で生きているように演出された展示が多いのが、「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」の魅力のひとつ。
このアイデアは、館長の宮脇氏がアメリカ合衆国の「ニューヨーク自然史博物館」で観た巨大ジオラマに感動し、「この巨大ジオラマを縮小したら…」と考えたことに端を発しています。
入館料は大人800円、小人500円、小学生未満は保護者1名につき1名無料。入館者には、フィギュアのプレゼント付き。「キャラクターゾーン」などもあり、子どもにもたいへん人気ですが、館内では作品を守るために静かに歩くなど、マナーを守って鑑賞するようにしましょう。
展示物は海洋堂の職人たちによる、精巧な技術とセンスが光るフィギュアが多数。入り口に立つ先述の「ケンシロウ」をはじめ、エントランスでは実物大のティラノサウルスの頭部が壁から突き出ているなど、館内のポイントごとに等身大フィギュアが配されていて、館内を進む程に自然と気分が高揚してきます。
特に人気の「キャラクターゾーン」には、マンガやアニメ、特撮シリーズなどのヒーローキャラクターのフィギュアが多数。「北斗の拳」や「キン肉マン」など昭和世代のものから、「新世紀エヴァンゲリオン」や「よつばと!」など平成の時代に登場したものまで、新旧の人気キャラクターフィギュアに出会えるので、親子で一緒に鑑賞して盛り上がることができます。
こうしたフィギュアは、単体でシンプルに飾られているものもありますが、風景や相手役フィギュアなども含めたジオラマで、名シーンを再現した展示が充実しているのが魅力。
ジオラマの箱をのぞくたびに、アニメや映画のワンシーンが広がりファンは感動。これまで知らなかったキャラクターへ興味を持つきっかけにもなります。
館内には、海洋堂の最新フィギュアが豊富に揃うミュージアムショップを併設。「海洋堂フィギュアミュージアム」のシンボルである「レッドドラゴン」など、ここでしか買えないオリジナルフィギュアを買うこともできます。
また、自分でフィギュアを使って作品を作るのもおすすめ。土・日曜、祝日や学生の夏休み期間などに「体験教室」が開催されていて、本格的な作品作りに挑戦すれば、できあがった作品を持ち帰ることができます。教室は3種類。
ひとつは、色が塗られていないフィギュアにアクリル絵具で自由に色を塗る「フィギュア塗装教室『世界に一つだけのオリジナルフィギュアを作ろう』」。参加費1,000円(教材費込み)で誰にも気軽に参加できます。
また、「ジオラマ教室『これであなたもジオラマ作家!?』」は、好みのオマケフィギュアを選んで、ジオラマを作る教室です。こちらは約40分間でミニジオラマを仕上げる2,000円の教室と、約60分で標準サイズのジオラマを作る3,000円の教室があります。
いずれも当日に申込み可能。随時受付けており、空きがあればすぐに参加できます。気になる場合には、事前に問合せてみましょう。