良い体験
こちらの施設は、スコットランドに実在したお城をわざわざ日本に移築をした本物のお城が観られる施設です。このロックハート城とはロックハート家の祖先サイモン・ロッカードがスコットランド独立の英雄であり、現在もスコットランド人が最も敬愛するロバート・ブルース王に仕える騎士としてその名をスコットランド史に留めていそうです。1329年6月7日に亡くなったロバート王は、自らの心臓をキリスト教の聖地バレスチナに埋葬するように遺言し、この命を受けたのがサイモン・ロッカードでした。しかし十字軍の戦いに遭遇し、ブルース王の心臓を祖国に持ち帰ることとなりました。サイモン・ロッカードは戦況激しい中、王の心臓を「鍵をかけた小箱」に入れ、その困難な役目を無事に果たし、心臓をスコットランドのメルローズ寺院に奉納したそうです。以来ロッカード家の紋章には鍵に囲まれたハートの図が加えられ、名誉を称えて家名もロッカードからロックハートに変えることを許されましたというのがロックハート城の由来となります。そしてこのロックハート城は1988年に当時のソビエト連邦の指導者ゴルバチョフ書記長の承諾を得て30コのコンテナでシベリア鉄道を経由して無事に1988年12月に日本へ到着致しました。そして約15,000人の建設スタッフにより1993年4月6日に約3年4ヶ月の時を経てロックハート城の移築を完了する事が出来たそうです。ヨーロッパの古城移築・復元は我が国で初めての事で、俳優の津川雅彦さんとロックハート城オーナーである平井良明さんの夢のリレーにより完成したものです。この経緯を噛み締めながら施設を拝見させて頂きました。そんな歴史のある建物と言っても古ぼけた印象はなく、とても洗練されてキレイでゴージャスな印象を持ちました。せっかく伺った思い出として、プリンセス体験が出来るので参加させて頂きました。500着以上あるドレスやタキシードの中から好きなものを選び着られます。そして、プロのカメラマンが常駐されていて別料金を払えば写真も撮って頂けます。大変貴重で思い出に残る体験が出来る施設です。老若男女を問わず楽しめると思いますので皆さんも是非お立ち寄り下さい。