可愛らしいパンダと大興奮のイルカショー
アドベンチャーワールドと言えば、真っ先に思い浮かぶのがパンダです。
1978年にオープンして今年は40周年を迎えますが、これまでに国内最多となる16頭のパンダの繁殖に成功しています。
メスのパンダが受精可能になるのは1年間にわずか数日しかなく、タイミングよく交尾させるのは至難の業とか。
開園以来、繁殖数国内最多であると同時に、中国以外では世界でも最多を誇る偉業を今も更新しています。
ちょうど2018年8月14日、たまたま私が訪れた日に永明と良浜の新しい赤ちゃんが産まれました。
今回は双子の赤ちゃんでしたが、一匹は残念ながら死産となってしまったものの、もう一匹は元気に育っているようです。
白浜の気候が中国に似ていることが、繁殖成功の要因のひとつだそうですが、職員の有能さも称賛されてしかるべきでしょう。
また、パンダの他にアドベンチャーワールドの目玉といえば、イルカショーが挙げられます。
特設ステージ「ビッグオーシャン」で演じられるイルカたちのショーは控えめに言って感動できます。
他の水族館と比べて、大きく違うところはイルカだけのショーではなくて、「人とイルカ」のショーであること。
トレーナーと一緒に泳ぐイルカ達の姿からは、信頼感や友情といったフレーズが彷彿とされます。
平原綾香さんが歌うテーマソングと共に、テンポよく進んでいくショーは、実に質の高いアトラクションです。
トレーナーの足の裏を二頭のイルカが鼻先で押すことによって泳いだり、イルカがトレーナーを押し上げて一緒にジャンプしたりと、観客を飽きさせないダイナミックなパフォーマンスを取り入れつつ、流れるように演目が進んでいきます。
さらにショーのラストでは、スプラッシュタイムと呼ばれる子供が大興奮する催しもあります。
これは水槽間際でイルカたちが大きくジャンプして水しぶきをプレゼントしてくれるというもの。
大人だとなかなか踏ん切りがつきませんが、びしょ濡れになった笑顔の子供たちを見ていると一度くらい混ざってもいいかもしれないとも思ってしまいます。