ギャラクシティ

ギャラクシティは東京都足立区にある文化施設の総称で、子ども向けの総合体験型施設とコンサートなどが行なわれる西新井文化ホールの複合型施設です。
もともと、都営住宅が建設されていた敷地に、都営住宅の建替えと合わせてギャラクシティも建設されました。

ギャラクシティを構成している施設のひとつである西新井文化ホールは、足立区の音楽イベントの中心となっている劇場。約900席の座席が設置されており、吹奏楽のイベントも行なわれています。また、足立吹奏楽団や足立シティオーケストラ、足立区民合唱団などの本拠地や全日本吹奏楽コンクールの東京支部大会の開催地にも指定されているホールです。

西新井文化ホールと共にギャラクシティの中で運営されている、子ども未来創造館。正式名称は「足立区子ども未来創造館」です。
子ども未来創造館には、プラネタリウム上映を行なう「まるちたいけんドーム」や、7.5ｍの高さを誇るロープ式のクライミングウォール、大型ネットの遊具などがあり、体を使って遊んだり、いろいろな体験ができたりと子どものための文化施設となっています。
乳幼児向けのキッズルームも完備されており、発達段階に応じた遊具で遊ぶことが可能。子どもたちだけでなく、親同士の交流の場としても利用できる施設です。

ギャラクシティの大人気施設、「スペースあすれちっく」と「クライミングぱーく」。この2つの遊具は、ギャラクシティのシンボルとして有名です。

「スペースあすれちっく」は巨大な網の遊具。上下3層の網の上を走り回って遊ぶことができます。
遊具の下から、天井の方を見上げてみると、まるで大きなクモの糸の上で子どもたちが走り回っているような風景が。3層のネットは上下の移動が自由にできるので、子どもたちにも大人気です。
スペースあすれちっくを思い切り楽しむためには、ズボンなど動きやすい格好で行くのがおすすめ。

「クライミングぱーく」は、小学生のためのクライミングウォール。高さ3ｍ、長さ10ｍの小規模なクライミングウォールです。時間制での利用となっており、「小学生タイム」、「きっずタイム」、「団体利用タイム」にそれぞれ時間が区切られています。土・日・祝日の「きっずタイム」には整理券が必要となるので、スケジュールを立てて館内をまわると効率良く楽しむことができるでしょう。

プラネタリウムが見られる「まるちたいけんドーム」では、毎月第1・第4水曜日に「大人のためのくつろぎタイム　with aroma」というプラネタリウムとアロマのコラボレーションイベントを開催。星を見ながらゆったりとした時間を過ごしたい大人の方におすすめのプログラムになっています。

ギャラクシティは、平成6年（1994年）3月に開館。財団法人足立区生涯学習振興公社によって、運営がスタートしました。
平成17年（2005年）に、足立区教育委員会青少年センターによる運営に変更。
それから6年後の平成23年（2011年）、足立区の家庭・地域全体の教育力の低下や、遊び・実体験の減少という問題の解決を目的とし、施設のリニューアルが開始しました。リニューアル工事は平成25年（2013年）3月末まで継続。リニューアル中は、同居施設である西新井文化ホールも含めた全施設が休業になりました。
改修には約21億円の費用を費やし、4月1日、「たくましく生き抜く力を育む」というテーマのもと、子どもたちが受け身で体験するだけではなく、自ら施設作りにも参加できる場所としてリニューアルオープン。
このリニューアルを機に、民間企業が持つ施設運営のノウハウを活用するため、民間企業である株式会社丹青社・株式会社JTBコミュニケーションデザイン・株式会社日立ビルシステムの3社から構成された「あだち未来創造ネットワーク」を管理運営の指定管理者としました。
現在も来場者へのより良いサービス提供を目標とし、「あだち未来創造ネットワーク」による施設運営がされています。